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北海道新聞社健康保険組合
 

季節だより

vol.16 
◇健保歳時記<甲府旅情> 
  2013年5月23日(木)、24日(金)

 2月下旬に山梨県の山日(さんにち)YBS健保から、春の連絡協議会の開催日程を調整するメールが届いた。
 うちが、去年の春に幹事を務めてから、早いもので1年が経過していた。
 次に届いたメールで開催日は5月23、24日と決まり、スケジュールに書かれていた視察地には「富士山五合目」の文字があった。

富士山の表はどっち?

 富士山といえば、山梨と静岡の表対決が有名だろう。
 千円札の富士山は山梨県側から見たものだ。写真家の岡田紅陽が撮影した「湖畔の春」をモデルにデザインされたそうで、本栖湖に映える逆さ富士も描かれている。しかも富士五湖はすべて山梨県にある。
 以上のことから北海道を代表する意見ではないが、W家を代表して勝手に山梨県側を表富士としたい。パチパチ

 しかし、これがもし静岡新聞放送健保が幹事だったら「駿河湾から見る、お日様の当たった富士山こそ表富士でしょう。」と言っているに違いない。なんとも日和見主義でごめんなさい。

気温差なんと13度

 5月に入り16日の午後にN事務長へ電話を入れた。
「お久しぶりです。どうです、そちらのお天気は?」
「今日は、蒸し蒸ししてるんですよ。」甲府の今の気温は27度で、午後から雨になる予報だった。札幌は晴れていたが、それでも14度なので、13度も気温差がある。日本列島が縦に長いことを実感したが、おそらく札幌が異常低温なのだろう。この時期に桜の満開がまだなのは異常としか言いようがない。

「当日は、どんな服装がいいでしょうか?スーツで大丈夫ですか?次の日の富士山もありますし…」
「スーツにこだわることはないですよ、どんな服装でも構いません。それに富士山に登る訳ではないので革靴で問題ありません。でも、朝晩はちょっと冷え込んでいます。」
 再び予報を見ると、最低気温は13度。これは札幌の最高気温と変わらない。この情報は名古屋以西の健保には有効だろう。

お昼はB級グルメで決定

「そうですか、じゃあスーツで行こうかな。ところで、そちらには、お昼頃に着くんですが、お勧めの食べ物はありますか?」
 仙台の時も、河北新報のK事務長に同じ質問をし、彼女は牛タンの「利休」を勧めてくれた。あまりの旨さに忘れられない味となったが、その利休が今年、札幌駅に進出してくれた、ありがとうKさん。

「実は、翌日に<小作>という店で、ほうとうを食べるんですよ。ですから、ほうとうは食べないでください。」
「わかりました、絶対食べません。放蕩息子ですから。」と訳の分からない受け答えをする。
「駅ビルにも、そこそこ店はありますが…」
「ラーメンとかはどうです?甲府なんとかラーメンなんてありませんか?」
「ないんですよ。旭川ラーメンならありますが…。そういえば、B級グルメでグランプリをとった鳥モツ煮はどうでしょう。」
「僕もネットで見ました。それいいですね。」
「駅の南口から出ると信玄公の銅像があるんですが、その向かいに<力(りき)>というお店があって、そこが発祥と言われています。」
「すばらしい情報をありがとうございます。それじゃあMと行きますので、よろしくお願いします。」と言って受話器を置いた。

8時ちょうどのあずさ2号で

 山梨県の県庁所在地は山梨市ではなく甲府市だ。「甲斐国の府中」から付けられた通り、武田氏の本拠地なので当然だろう。
「甲府へ行くにはどうしたらいいのかな。やっぱり富士山静岡空港まで飛行機だろうか?」事務次長のMさんに相談した。
「調べてみましたが、飛行機で羽田まで行き、新宿から電車に乗って行くのが一番早いようですよ。」
 言われてみると納得する。山梨は関東で静岡は東海だ。しかし、どちらも富士山を挟んでいるので、富士山静岡空港が一番近いと錯覚していた。

 Mさんが全て手配してくれ、私は新宿から特急「あずさ」に乗ることになった。
 早速、娘に頼んでipodに「あずさ2号」を入れてもらう。狩人が<8時ちょうどのあずさ2号で~>と歌っていた。残念ながら私の旅立ちは、歌とは4時間遅れの<12時ちょうどのあずさ15号で~>だったが…
 そういえば兄弟デュオだったせいか、「あずさ2号の狩人っていう歌、いいよなぁ。」と言ってた級友がいたっけ。

新宿駅9番線から正午に松本に向け出発する「あずさ15号」

<5月23日(木)> 協議会初日

 午後1時30分に甲府駅に到着した。午前6時30分に札幌を出たときに9度だった気温は、夏日を超えて真夏日になっていた。
 乗り継ぎの時間待ちを含めて7時間かかった。新千歳空港からハワイまでの飛行時間に匹敵する。
 それにしても、中央本線はトンネルが多い。八王子を過ぎたあたりから、真昼の運行なのに、まるで夜行列車に乗っているような気分だった。

B級グルメ 鳥モツ煮発祥の店 力(りき)

甲府駅南口にある信玄公の銅像

 南口を出ると床几に腰掛け、右手に軍配団扇を持った信玄公の銅像があり、そこから斜め右向かいに「とんかつの力(りき)」がある。ビルの地下に降りて店に入ると客は私一人だったが、すぐに3人連れのビジネスマンと親子連れが入ってきた。
「鳥モツ煮丼をください。」と注文する。
 ご飯の上にスライスした筍を敷き、鳥モツに椎茸とピーマンを砂糖醤油で絡めた具を載せた丼と、ポテトサラダ、漬物に赤味噌汁が運ばれてきた。

B級グルメで2010年にグランプリを獲得した「鳥モツ煮丼」

 北海道も美唄(びばい)市の焼き鳥の材料が鳥モツだ。私の好物の一つなので、ここの鳥モツもまったく違和感がなかった。やはり鳥モツは煮ても焼いても旨いということを改めて納得した。
 旅先での新発見と地元の再発見が、何といっても旅の醍醐味だろう。

中日・Sさんとお約束の再会

 甲府駅の北口に回り、駅ビルでお土産を物色していると、中日のSさんに会った。まるで、この場所で会うことを約束していたような自然な再会だった。私にとってSさんとは、どこに行っても「最初に会う人」ということを運命付けられている。
 信濃毎日のKさん、Eさんや中国のAさんも入店してきた。

 武田通りを右に折れると山梨文化会館がある。そこが山日YBSの本社ビルだった。
 入り口で、京都のFさん、神戸のKさんと女性職員のKさん、共同通信のSさん、Kさん、西日本のYさん、静岡のSさんと合流した。Mさんも無事、北海道からたどり着いていた。

春の連絡協議会始まる

山日YBSのN事務長の司会で始まった連絡協議会

 協議会は6階の会議室で、予定より30分早く、幹事社健保のN事務長の司会で午後2時半に始まった。
 女性職員のSさんは、この先2日間に渡って、何くれとなく我々のお世話をしてくれた 。

「河北新報がいないようだけど、どうしたの?」と聞くと、
「重要な会議が重なって、どうしても来ることができなかったそうです。」  
 河北のK事務長には会えなかったが、彼女は大吟醸を送ってくれた。そのお酒は懇親会で、ほとんど私一人で飲み干すことになる。でも神戸のKさんが、少しだけ日本酒のお付き合いをしてくれた、ありがとうKさん。

 道新からは、4年ぶりに25年度予算が1億円の黒字になったこと。しかし、24年度の決算見込みは6千万円ほどの残金が出たが、3億1千万円の経常赤字になったこと。
  議題の鍼灸マッサージの償還払いについては、地元の大手銀行が今年度から始めたことなどを報告した。
  この件に関しては、H銀行健保のK事務長の厚意によるところが大きい。いただいた資料の発信元を黒く塗りつぶして配布したが、この場を借りてお礼を申し上げたい、ありがとうKさん。
  今気が付いたが、健保にはイニシャルがKの人が多い。健保のKか組合のKに何らかの因果関係があるのだろうか?ないない

 結局、黒字予算を計上したのは、道新だけだった。複数の健保が来年度以降に料率上げを考えているという。私が4年前に健保に来たときに、今のこの状況を誰が予想しただろう。

甲府富士屋ホテル

湯村温泉にある15階建ての甲府富士屋ホテル

 宿泊先は、湯村温泉にある15階建ての「甲府富士屋ホテル」。あの炎の料理人・金萬福が開業時に総料理長として腕を振るっていたホテルだそうだ。山日からはタクシーに分乗して向かった。

「山梨でお土産と言えば何ですか?」こういうことは、地元の運転手さんに聞くのが一番手っ取り早い。
「そうですねぇ。これと言ってないんですが、やはり<信玄餅>が定番でしょうね。でも、私は<くろ玉>をお勧めしますよ。」  
 えんどう豆を使った餡を黒い羊羹で包んだ和菓子で、新商品と思いきや、信玄餅より古参のお菓子だそうだ。
  ネームプレートを見るとこの人もKさんだった、ありがとうKさん。

 部屋は9階の角で正面に富士山、右側に南アルプスを眺めることができるツインルームに案内された。しかしこの日は、靄がかかって富士山を見ることはできなかった。

懇親会始まる

懇親会で乾杯の挨拶をする山日YBS健保のN理事長

 10階の懇親会場には、横一列のテーブルと椅子が用意されており、山日YBSのN理事長が、多忙にもかかわらず出迎えてくれた。
 料理はどれも、甲州産のワインをさらに引き立たせるような工夫を凝らしたものばかりだった。
 ワインと料理の相乗効果を思う存分味わうことができた。特に白ワインは赤に比べ苦味もなく、舌で転がすと甘みが膨らんで、喉越しも爽やかだった。


「僕、来年幹事なので、中締めの挨拶をするんですが、そのあとにSさんが締めてくれませんか?」
  この会が最後になるかもしれない中日のSさんの花道を作ろうと、締めの挨拶を持ち掛けている。いかにも静岡のSさんらしい配慮とおもいやりだ。

新参者だった二人が…

 彼と初めて会ったのは、3年前の東京で、新任事務長研修だった。その時は、未知の世界に踏み込む不安ばかりで、期待など一つもなかったような気がする。しかし、こうして時が経つにつれて、お互い10年選手のような顔で、連絡協議会に参加している。
  私たちのような新参者を温かく迎えてくれ、育ててくれた「連絡協議会」に今更ながら感謝したい。

2次会はカラオケ

カラオケで盛り上がる面々

 二次会は3階のバーに案内され、カラオケで盛り上がった。
 それぞれの地元に関する曲を歌うことを条件に、みんなマイクを握った。山日のN理事長が「武田節」をリクエストしステージに立った。
 1番の<甲斐の山々陽に映えて、我出陣に憂いなし~>や、2番の<祖霊ましますこの山河、敵に踏ませてなるものか~>の歌声が私の胸に響いた。
 道新を含めたどこの地方紙も全国紙と激しい戦いに明け暮れている。しかし、甲斐の人達のこの心意気があれば負けることはない、と教えられた気がする。

甲府富士屋ホテルの9階から眺めた富士

<5月24日(金)> 協議会2日目

 翌日は、5時に目が覚めた。カーテンを閉め忘れたため、室内は朝日が差し込んで明るくなっていた。ふっと予感がして南側の窓から外を見ると…  

同じく西側に富士に従うように居並ぶ南アルプス
 ある!もとい、いらっしゃる。そこには日本一の富士の山頂が神々しく輝いて見えている。西側の窓には、南アルプスの山々が、まるで従者のように付き従っていた。  
 冥土の土産がまた一つ増えた瞬間だった。

幻の昇仙峡

 3階にある大浴場で朝風呂に入って髪を洗っていると、山日のN事務長が、「Wさん、いますか?」と私を呼んでいる。
「ここです。どうしました?」
「中日のSさんが、探していますよ。」
 Sさんは、これから昇仙峡に行くためタクシーを待たせていて、一緒に行かないか、と誘ってくれたのだ。
 しかし、どう急いでも15分はかかる。
「ごめん、一人で行って。」かくして、私にとって幻の昇仙峡となった。
 ドライヤーで髪を乾かしながら「もっと早く言ってよ。」と愚痴をこぼすと、隣に座った人が怪訝そうに私を見ていた。

バスツアー始まる

「山があっても山梨県、貝がなくても甲斐の国。人は城、人は生垣、人は堀、情けは味方、仇は敵なり、で有名な山梨にようこそいらっしゃいました。」バスガイドさんの軽妙な語り口でバスの旅は始まった。

河口湖 富士河口湖町

河口湖から見た富士山

 最初に、富士五湖で2番目に大きい河口湖に着いた。今年の3月ころから急に水位が下がったと報道されていたが、原因はまだ分かっていない。そのため富士山噴火の予兆では、という憶測も飛び交っていた。
 しかし、4月になって気象庁が、富士山の火山活動とは無関係であることを発表したので、騒ぎは沈静化していた。

雪解けが終わった5月になっても渇水気味の河口湖

 ここからの富士の眺めは、口や私の拙い文章力では、とても表現できない。添付された写真をご覧いただきたい。

メロディロードは怪奇現象

富士スバルラインの入り口

 富士スバルラインに入る前に、メロディロードという区間がある。アスファルトとタイヤの摩擦音を利用して、歌が聞こえるというものだ。

 行きは聞き取れなかったが、帰りに「ふじの山」の後半の部分が確かに聞こえた。
「ふ~じ~は~」とおどろおどろしく囁いている。

 このことを知っている人は、別になんともないだろう、かえって喜ぶに違いない。しかし、知らない人が夜に走っていて、どこからともなく「ふ~じ~は~」と聞こえたら、背筋が凍りつき…

富士山五合目

富士山五合目での集合写真

 標高2,305メートルの五合目に着いた。富士山頂は3,776メートルなので、あと1,471メートルで剣が峰だ。
 去年は、大雪山系の旭岳の麓で開催したが、北海道の最高峰である旭岳の標高が2,291メートルなので、ここはそれより14メートルも高い。私は今、北海道では絶対に行けない高さの場所にいる。それもスーツと革靴で!

標高2,305メートルの五合目から見た富士山

 6月には、世界文化遺産として正式に登録される予定になっている霊峰富士に、還暦を目前に初めて足を踏み入れることができた。

五合目から見た河口湖と南アルプスの山並み、遠くに北アルプスも見える

「今日は、北アルプスも見えてますよ。運がいいですね。」とバスガイドさんも興奮気味だ。
 しまった、と思った。この北アルプスで運を使い切ったとしたら、今年の日本ダービーは絶望的だ。

昼食はほうとう 小作

小作での昼食

 地元で有名なほうとう料理の店「小作」に腰を落ち着けたのは、ちょうど正午だった。
 テーブルには、あわびの煮貝、馬刺し、もずく酢が用意されており、私たちが席につくと<かぼちゃほうとう>が、南部鉄器の鍋に入れられて運ばれてきた。
「すみません。私今まで、ほうとうをなめていました。すごく旨くて感激です。」静岡のSさんが正直に打ち明けた。

小作で食べた「かぼちゃほうとう」

 実は、私も同じだった。かぼちゃを溶かした硬めのうどんのどこが旨いのだろうと思っていた。
 しかし、出されたほうとうは、かぼちゃの他にごぼう、白菜、ニンジン、じゃがいも、椎茸が渾然一体となって、絶妙な味で仕上がっていた。
 でも、あまりの量の多さに私は少し残したが、信濃毎日のEさんが完食したのはうなずける。

勝沼ぶどうの丘 甲州市

 周りをぶどう畑に囲まれた小高い丘の上に、「勝沼ぶどうの丘」がある。この旅の最終目的地だ。
 そこには甲州市推奨の180銘柄・2万本のワインを一同に揃えた地下ワイン貯蔵庫(ワインカーヴ)があり、専用の銀杯(タートヴァン)を買うと、全てのワインを試飲できる。

勝沼ぶどうの丘の地下貯蔵庫(ワインカーブ)

 昨日から白ワインの虜になっていた私は、早速、白のコーナーに並んだ。6個ほど樽が縦に並べられ、1つの樽の上に6銘柄ほどのワインボトルが置かれている。
「ここの樽が一番辛口です。1樽ごとに甘口になっています。」係りの人の説明を聞くが早いか、タートヴァンにワインを注ぎ込んでは飲み干した。
 最後の樽に置かれたワインは、まるでぶどうジュースのような甘さだが、それでもアルコール度合いは8%と書かれていた。
 今年1番の出来というワインとぶどうジュースのようなワインを自宅に宛てて発送したのは言うまでもない。

「Nさん、Sさん、大満足です。甲府の、いや山梨の素晴らしさを満喫させていただきました。ありがとうございます。」
「そう言っていただければ、嬉しいです。」とNさん。
「企画を立てた甲斐がありました。」甲斐の女性らしくSさんも微笑んだ。

はれ男健在

 エア・ドウが新千歳空港に着陸したのは定刻より40分遅れの午後9時だった。
 道民の誰よりも早く真夏日を2日連続で体験でき、地元の人達も驚くような、雲ひとつない霊峰富士を拝むことも、そして五合目まで登ることもできた。「はれ男」伝説は今回も健在なり!

「のうとり」出現

5月24日に今年初めて出現した「のうとり」

 土日が明けて出社するとMさんが、
「私たちが富士山に行った時に、<のうとり>が見えるとガイドさんが言ってましたよね。」
「うん、言ってた。俺は鶴が羽を広げたように見えたから、丹頂鶴(注釈)ですね、と言ったら、ガイドさんに違います!と言われたよ。」
 共同のSさんは、はっきりと分かったそうで「初めて見た。」と感動していたのを思い出す。
「今年の<のうとり>は、私たちが見たあの日に初めて出現したそうです。新聞の一面で紹介されたそうですよ。」

 <のうとり>とは、残雪が羽ばたいた鳥ように見え、それが出現すると、農作業を始める合図になっているところから、漢字で<農鳥>と書く。
 私たちにも、新しい何かを始める合図として出現したのかもしれない。

おわり

筆者が見えた「丹頂鶴」

<注釈>
「のうとり」と聞いて、瞬間的に「こうのとり」をイメージしたため、山頂全体を意識して眺めた。すると、真ん中辺の左に流れる稜線から、鶴の長い首が下に伸びており、その左右全体が、下側に羽ばたいたような羽に見えたので、私の「のうとり」は「丹頂鶴」になった。エッシャーさんもびっくりだろうか。


Copyright  Hokkaido Shimbun Health Insurance Society.